粉砕チップの資源利用 |
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樹木を粉砕したあとのチップは、植物由来の資源であるバイオマスとして、大きな可能性を秘めていることをご存じでしょうか。
枝のままの状態ではただの廃棄物だったものも、細かくすることで活用の幅はぐっと広がります。
このページでは、バイオマス・粉砕チップの活用法をご紹介します。
草木の周辺に敷き詰めることで、雑草の発生を抑え、美しい景観づくりに役立ちます。
また、湿度を保つ効果も期待でき、土に近い部分は分解され、良質な堆肥としても働きます。
法面(のりめん)とは、田畑の境目や道路の脇などによくみられる、傾斜のある地形のことです。粉砕チップを用いることで、斜面を緑化して強度を保ちつつ、保護することのできる基盤材としての効果が期待できます。
粉砕チップを活用し、炭をつくることも可能です。
炭もマルチング材と同様に、湿度を保つ効果を持っています。
また、土に混ぜれば植物の生長をうながす土壌改良効果が期待できます。
粉砕チップを堆肥化すれば、植物の肥料として活用できます。土に混ぜ込むことで直接栄養として取り込まれるだけでなく、土壌微生物の活動を活発にすることで水持ちと水はけのよい団粒構造をつくり出し、植物の生長しやすい土壌にしてくれます。
「バイオマス」は、直訳すると「生物資源(bio)の量(mass)」で、一般的に「生物由来の有機性資源で、化石資源をのぞいたもの」を指す言葉として使われています。
捨てられる紙や家畜の排せつ物など、これまで捨てられていたものを利用する「廃棄物系バイオマス」、麦わらや稲わらといった、これまで使われていなかったものを活用する「未利用バイオマス」、サトウキビやトウモロコシといった、エネルギー効率のよい植物を使う「資源作物バイオマス」という3つの種類があります。
バイオマスを燃やして排出される二酸化炭素は、植物が生長過程で光合成によって吸収したもの。そのため、これらから得られるエネルギー(=バイオエネルギー)を使えば、化石資源由来のエネルギー使用に比べると二酸化炭素の排出量を抑制できます。
京都議定書に定められた二酸化炭素の削減目標を日本が達成するには、バイオマスの活用が欠かせません。温暖化と廃棄物処理という大きな2つの問題に同時に対処する方法として、世界各国でバイオマス活用が注目されており、取り組みが進められています。
GS132GHB 竹
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